ギターが与えてくれるもの

昨年夏から半年もたたずに冬季オリンピックが開催されています。全国の感染者数がどこまで伸びるのかと不安に駆られる昨今、各競技で繰り広げられるアスリートたちの素晴らしいパフォーマンスにどれだけ心癒されることでしょう。
オリンピアンとは比較にならないかもしれませんが、私も演奏会では同じような緊張や達成感を味わってきました。さらに指導者となってからは、生徒さんが日頃の成果を発揮する発表会・演奏会・コンクール等で同じ気持ちを味わってきたのに、もう2年以上もそんなイベントが出来ない状況が続いていることが、とても残念です。
完璧なパフォーマンスを披露したい演奏会ですが、当日は何が起こるかわからないので、いろんなアクシデントを想定します。弦が切れた時・爪が割れた時の対策はもちろんですが、想定外の事は起こります。
大寒波でホールの室温を上げ過ぎたため、演奏中の調弦に苦労しました。(ホールに嫌われた?)
演奏会前、生徒さんには「家で当日の衣装や靴で練習するように」と注意します。特に靴のかかとで足台の高さが変わるからですが、ある生徒さんが靴の事が気になり過ぎたのか、衣装の黒ズボンを忘れられました。若かりし当時のS先生が自身のズボンを…と思われたのですが、悲しいかな生徒さんには短くて断念。綺麗に磨き上げた靴とジーンズでの演奏となりました。(靴に嫌われた?)
私は数々の経験といくつかの失敗を積み重ねてきました。若い頃、理想の演奏ができず悔しい思いをしたり、何度も練習したフレーズで失敗して「二度と舞台に立つものか」と思ったことも、今となっては懐かしい思い出です。きっと生徒の皆さんの多くはその過程にあるのではないでしょうか。
それでも私も生徒の皆さんも、今、こうやってギターを弾いています。やはりギターや音楽が大好きで、このいつ終わるとも知れないコロナ禍の今、ギターに癒され励まされているからではないでしょうか。そういうものに出会えたことはとても幸運であり、大きい財産を得たと改めて感じています。2.png



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